アニメ「犬夜叉」完結編第54話2009年11月1日放送
「妖霊大聖の試練」
41巻
原作少年サンデー1998年3月2日(14号)第399話「最強の刀」
原作少年サンデー1998年3月16日(16号)第401話「鎧甲」
原作少年サンデー1998年3月30日(17号)第403話「奪われた金剛槍破」
原作少年サンデー2005年9月14日(42号)第425話「刀の成長」
42巻
原作少年サンデー2005年5月18日(25号)第409話「分岐」
原作少年サンデー2005年7月6日(32号)第416話「金禍銀禍」
原作少年サンデー2005年7月20日(34号)第418話「血の効きめ」
原作少年サンデー2005年7月27日(35号)第419話「罠におちた兄弟」
43巻
原作少年サンデー2005年9月21日(43号)第426話「妖霊大聖」
原作少年サンデー2005年9月28日(44号)第427話「封印の鎖」
原作少年サンデー2005年10月5日(45号)第438話「妖穴」
原作少年サンデー2005年10月12日(46号)第429話「本当の敵」
原作少年サンデー2005年10月19日(47号)第430話「妖穴の匂い」
原作少年サンデー2005年10月26日(48号)第431話「修行」
44巻
原作少年サンデー2005年12月14日(21号)第438話「鋼牙の決意」
☆ ☆ ☆
今回始まりは42巻の桔梗と琥珀の会話から。
珊瑚の元を去った琥珀は桔梗の元に走る。
自らの四魂のかけらを使って欲しいと桔梗に告げる琥珀。
死を恐れないというよりも、死による贖罪を望んでいるかのような静かな瞳、この時の表情がいい。
琥珀は珊瑚や奈落や犬夜叉たちよりも、そしておそらくは作者よりも自分の罪を知っている。
そしてその心を本当に理解しているのは、おそらく桔梗ただ一人。
ただ生きて欲しいからでなく、琥珀の罪と心を知ってなお生への道を示してやるのが本来の桔梗の務め。
けれど桔梗がしようとしていることはその務めの放棄。
静かな表情に桔梗の無念がのぞく。
私が後期の桔梗で何より好きなのはこの部分だ。
そして44巻に飛んで灰と芯太を送り届ける妖狼族仲間に別れを告げる鋼牙。
犬夜叉や仲間たちの漫才やその表情など、下手なアクション場面よりずっと迫力(笑)があって正直一番おもしろかった。
ここで「鋼牙のテーマ」を流してくれればもっと良かったと思うのだけれど、そんな暇もなく。
しかも45巻冒頭でもう少し犬夜叉やかごめと笑える場面が続くのだけど当然カットで鋼牙も去ってしまう。
次に金禍銀禍編が始まるが、ここからまたあっち行ったりこっちに来たり。
犬夜叉、殺生丸、金禍銀禍と飛び回るのでやっぱり話に追いつけない。
戦いだけ少し見せておいて、カメラは再び犬夜叉へ。
まるで夢幻の白夜の目玉カメラで撮ってるみたい、もうちょっと編集しようよ、いえ編集しすぎでこうなったのか・・・。
刀々斎がやって来て犬夜叉に鉄砕牙の力について語る場面。
治療の「べろん」がないのは残念だったが、そのまま「刀の成長」まで一気に繋げたのは良かったと思う。
ふんぞり返ってる犬夜叉にはテンちゃん思い出したし。
精神年齢同じくらい?
おかげで二枯仙&炎の鉄砕牙の出番はなくなってしまったが。
ただ金禍銀禍の「血の絆」の部分はもっと掘り下げて欲しかった。
なぜ血を浴びただけでこれほど強化されるのか、また犬兄弟の確執と比較し、殺し合わなければ生きてはいけない兄弟の無念や、その想いを受け継いだ犬夜叉や。
たぶん原作を知らない視聴者は金禍銀禍をその血が強かったばかりに殺された仲の悪い兄弟で終わってしまったんじゃないかと思う。
むしろ入れ忘れたので今入れてみましたみたいな殺生丸と夢幻の白夜の初対面のシーンなど削ってもいいのでは?と思う。
その分を金禍銀禍に回すとか、なんて今さら言っても始まらないか。
この場面は本来ならば冥王獣編で描かれてたのだけど、ここから一気に飛んで(話も飛んで)殺生丸は魍魎丸の元へ。
ここまでは感想どころか筋を追うだけで精一杯なのだが、妖霊大聖編に入ってようやく落ち着いた。
何ていうか、不思議なほどきっちり作りこんでるなあ、むしろ何故?と疑問に思うくらい。
妖霊大聖の住処もとても綺麗で、山口勝平さんも嬉々として演じているなあと(笑)。
ただ鉄砕牙を封印された犬夜叉の動きのある戦いっぷりは新鮮だった。
あと相変わらず綺麗だなあ、妖穴、とか。
最初は普通に見て、2回目はコミックと照らし合わせながら見て、さらにもう1回くらい見ないとなにがなんだかわからない展開なのは相変わらずだけど、少しはこっちも慣れたかも。
おとぼけな存在感が素敵な妖霊大聖は「サザエさん」の磯野波平こと永井一郎さん、牛鬼の乃村健次さんは「十二国記」の浩瀚、蛇女の呉林卓美さんは「四魂の玉を狙う者たち」の母親や山犬妖怪(当時は「くらばやしたくみ」)、弦之介は三宅華也(かや)さん、女性なんですね。
金禍は保村真さん、「蟲師」の「籠のなか」のキスケや「さらば青春の日々」の村人でした。
「さらば―」には「サザエさん」のフネ役麻生美代子さんが出演されてます。
保村さんはレギュラー陣以外で唯一サザエさんの磯野夫婦と共演されてることになります。
こういうのってなんだか楽しいです。
銀禍は遠藤大輔さん、アニメでの金禍銀禍は単なる仲の悪い兄弟のまま終わってしまいました。
彼らの血を浴びるとなぜ強化されるのか、「血の絆」の部分は掘り下げて欲しかっただけに残念です。
妖怪は増田隆之さん、侍たちは西前忠久さんでした。
今回はゲストが多くて楽しかったです。
赤子は白童子に続いて小林愛さん、魍魎丸はてらそままさきさんですが、他にかごめが意識して優しい喋り方にしているようで好感が持てました。
3回目は画面見ないで音だけ聞いてたんですが、確かに喋るスピードが速い。
殺生丸と夢幻の白夜の会話などは、「成田さん、急いでいるなあ。」としみじみ思ってしまいました。
あと作画がものすごく綺麗な時とものすごく崩れた時のギャップがすごかったです。
魍魎丸を睨んでる時の殺生丸はまるで別人でした。
気のせいか芯太に関西弁が入ってたような・・・。
それにしてもEDでレギュラー、準レギュラー陣のクレジットは背景色が濃いのでわかりやすいけど、ゲストの部分、ちょうど犬夜叉の髪になってるのですごく読みにくいです。
あれなんとかならないかなあ・・・。
それと神谷明さんが卒業した「名探偵コナン」も見ました。
小山力也さん、私にはどうしてもジョージ・クルーニーや無双孫悟空の印象が強くて、シリアスな時はともかくギャグっぽい場面ではちょっと辛かったです。
コナンは放映時間が変わってからほとんど見てないのですが、そんな私でもそうなんだから、ファンの違和感はかなり強いでしょうね。
けれど小山さんが変に神谷さんを意識せず、小山さんらしく飄々と演じてらしたので、これはもう慣れた者勝ちだなと思いました。
毛利小五郎役に決まった時点でプレッシャーがすごかったと思うので、後はそれに太刀打ちできる声優さんかどうかということが大切。
小山さんは太刀打ちできる声優さんだと思います。
(2009年11月1日の日記)
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