| 6月11日 少佐がケーキに懲りた夜〜「パラダイス・PARTY」感想 |
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「パラダイス・PARTY」の感想を書こうと久々に「エロイカより愛をこめて」10巻読んでてのけぞった。 96ページの登場キャラ勢揃いのカットでジェイムズ君が持ってるのは「サ、サバ缶(味噌煮じゃなくて水煮だけれど)」!? といっても「境界のRINNE」読まれてない方には何のことやらわからないかもしれないが、「境界のRINNE」に出てくる主人公の少年はサバの味噌煮が大好きで、今頃はサバとなって回遊しているはず。 彼の今後はいかに人間に捕まって水煮にされずにサバとしての生涯を全うするかということで、「サバ缶」が哀しくも大笑いなアイテムとなっているのだ。 そのサバ缶つながりで六道りんねとジェイムズ君・・・、う〜ん、ごった煮の妙とでも言ってみようか。 本題に戻って「パラダイス・PARTY」。 「9月の7日間」に続く番外編だけど、当時知らなかった意味深なエピソードが絡んでいる。 平行連載されていた「Z」2巻7話で大活躍?したZの直後の話だった。 なんで少佐とZだけがオスロで任務?の謎が解けたのはずっと後になって「Z」の存在を知り、まとめて読んでから。 でもあれほど危険な任務と切ない恋と悲しい別れを終えたばかりのZもこの騒ぎで辛い経験も一気に忘却の彼方へと消えてしまったに違いない。 あるいは別の所に流してしまったか(失礼!)。 そうれほどはちゃめちゃだったこの騒ぎ、ある意味先輩や仲間たちのZに対する(知らないうちの)慰めだったか、いやそんなはずはない(笑)。 早い話が鬼(少佐)のいぬ間のドンチャン騒ぎというわけで、おちゃらけロレンスが中心となって計画?した部長の誕生パーティーがメインとなる。 ところが肝心の時に少佐とZが帰って来たからさあ大変、で幕を閉じるのだけれど、このエピソードにはやはり少佐ファンには忘れられない有名な台詞が残っている。 ジェイムズ君発言の 「少佐を銀行にあずけてマッチがもらえますか!? 利息に小さい少佐がどんどん増えたらどうします!!」 私が少佐と再会したのは「犬夜叉」で「ファンサイト」の存在を知り、いわゆる「ネットサーフィン」をするようになった頃だったと思う。 6,7年前か、その時「そういえば『エロイカより愛をこめて』ってファンサイトあるのかな?」って検索かけていきなりぶち当たったのが当時の青池先生の公式サイトだった。 それ以来私の少佐熱は再燃、同時にサイト内にあった人気投票コーナー「少佐部屋」と「Z部屋」で少佐やZへの愛を熱く語るようになった。 そこで盛り上がったのがこの台詞。 「ミニチュア少佐がもらえるなら全財産預けてもいい!」とか「利息に小さな少佐がいっぱい欲しい!」とか書きまくり、だんだんエスカレートして「雪の代わりに小さな少佐やZが降ったらいいのに」とか「やっぱり少佐は等身大、少佐等身大抱き枕が欲しい」とかみんなで熱く語ったものだった、懐かしい。 他にも「たわしコロッケ」とか時流に乗った話題も飛び出して、一日1回必ず顔を出していた。 今「青池保子公式キャラクターガイドブック」を見ながら書いているが、この本の56ページにキャラクター投票の名残を見ることができる。 ボロボロンテ部屋に遊びに行けばあまりの濃さに少佐部屋に逃げ帰り、伯爵部屋に遊びに行けばあまりの派手さにZ部屋に逃げ帰り、ロレンス部屋に遊びに行けばあまりのおちゃらけぶりに圧倒され、ジェイムズ君部屋に行けばあまりの清貧ぶりに圧倒される。 私の居場所はやはり少佐部屋とZ部屋しかなかったあの頃・・・。 さて少佐もこの時期はまだ嫌々とは言えケーキを少しは口にすることがあったことが判明するが、この後少佐とZには地獄の一夜が待っていた。 けれど「パラダイス・PARTY」はここまでで終わり、少佐とZの、そして部下たちのその後の悲劇は「笑う枢機卿」で描かれることになる。 そしてずっと後にそんな少佐にケーキ作り任務が与えられ、悪戦苦闘する少佐が楽しいエピソードも登場する。 とりあえずは16日発売の最新刊35巻を楽しみに待つつもり。 (2009年6月11日の日記)
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| 4月2日 少佐決闘立会人〜「9月の7日間」感想 |
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今日から10巻、炎天下のエジプトで伯爵の夢を賭けた少佐との追いかけっこはあえなく終わる。 当然のことながら任務を邪魔された少佐は烈火のごとく怒り、伯爵をこらしめて一件落着、のはずだったがそこにサバーハが再び登場、かなりねちっこい、無理ないか。 少佐にも恨みはあるものの、決闘を申し込んだのは伯爵、華麗な剣さばきを見せる伯爵もサバーハの渡した剣が重過ぎて苦戦する。 結局見せ場は少佐が独り占め。 軽口を叩きながらも何気に伯爵をサポート、もちろんコピーのためだけど。 けれど陽射しを見切ってサバーハの目をくらまし、伯爵の勝利を呼び込む少佐はやはりかっこいい。 武器に囲まれつつも平然としている姿も実はかっこいい。 少佐がサバーハと決闘したらさしものサバーハもかなわないんだろうな。 でも一応決闘という形に持って行ったサバーハの律儀さにも乾杯、かも。 決闘は伯爵の勝利で無事終了のはずだったが、そこに仔熊のミーシャ率いるKGBが登場し、舞台は再び大荒れに。 この決闘に立ち会う前に少佐が日本人と感動の?遭遇を果たしているのが笑える。 この2人の青年にモデルはいるのかな? 英語ドイツ語を話せない日本人のいかにも日本人な反応に少佐は脱力。 「日本に派遣されたらおれは心身症になるだろう」の台詞に爆笑、それでも日本に来て欲しい(笑)。 金髪巻き毛だけじゃなく黒髪も嫌いになったらどうしよう、少佐自身も黒髪だし。 見たくないとか言って坊主頭になったらどうしよう? でも少佐、浴衣なんて意外と似合いそう(イヴの高杉晋作を強面にした感じで)。 他にも宗教絡みで慎重に行動する少佐とか部下Aの用意した日本車ニッサングロリア(この片仮名のニッサンってなんか意味あるんだろか?)のグロリアに気づく少佐とか相変わらず魅せてくれる。 今回のお気に入り台詞は「よし いい位置だ(サバーハの目くらまし直前)」のカット。 ついでに伯爵の勝ちに10ペニヒ賭けてジェイムズ君から巻き上げた少佐もおいしかった。 (少佐の素敵な7日間の感想も1年越しになってしまったことに今気づいた・・・。) (2009年4月2日の日記)
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| 2月20日 ドイツレストラン エーベルバッハ |
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今回は「9月の7日間」の感想をちょっとお休みして茨城県つくば市にあるドイツレストラン「エーベルバッハ」についてのレポート。 たまたまドイツレストランを検索していて見つけたのが「エーベルバッハ」。 きっと少佐みたいなシェフが、じゃがいもたっぷりのお料理作って、店内にはさりげなく「エロイカより愛をこめて」や少佐のイラスト入りエーベルバッハの観光案内など置いてあって、日本全国の少佐ファンが集って熱く少佐を語っているに違いない!とオタク頭ですっかり決めつけ、行くことに。 つくば市、近い場所ではないけれど、まだつくばエクスプレスにも乗ったことなかったので、これを機会に乗ってみました。 秋葉原からつくばまで約1時間。 きれいに整備されたつくば市に降り立ちました。 「エーベルバッハ」にはバスで行く手もありますが、天気がいいなら出口2だったか3だったかから出て遊歩道に上がり、「洞峰公園」目指して直進するのが楽しいかも。 つくばエクスプレス開通で気合入れて整備したのか、標識がやたら多いのでまず迷うことはないはず(笑)。 たくさんの木が植えられ、歩道も整備され、つくば国際会議場など眺めながらのんびり歩いて約40分。 冬場のことで花はほとんど咲いていませんでしたが、のんびり歩くにはうってつけ、いい具合におなかもすくし。 わき目もふらず、急いで歩けば30分くらいで着くかな? 洞峰公園に突き当たったら右折してセブンイレブンが見えたらそれを越えて間もなく。 ランチを楽しめるようなレストランが結構あるのでちょっと見つけにくいけど、右側を見ながら歩いて行くと、ドイツ国旗と猪マークとエーベルバッハの文字が見えてきます(建物の2階)。→「こちら」 階段を上ってドアを開けると、少佐ファンのたまり場なんてとんでもない、地元の人でにぎわうこじんまりした「普通の」レストランでした。 日本人の女性(たぶん奥様)に案内されて窓際の席へ。 コートを脱いでいると奥で炒め物をしていたご主人と目が合いました。 「ドイツ人だ!」 少佐とは似ても似つかぬ、オリバー・カーン、でもない、でもどう見てもどこから見てもドイツ人のコワモテな。 ところがそのご主人がにかっと突然笑顔になって「イラッシャイマセ!」 なんだか可愛いぞ(笑)。 ランチなのでビールは軽めに「ビットブルガー」。 おつまみにソーセージを欲しかったけど、隣で食べてるハンバーグが大きくてポテトもたっぷり、食べ応えがありそうだったので、今回は我慢。 ハンバーグはこれもボリュームたっぷり「ラタトゥイユソース」で。 パンとサラダにコーヒーのセットで、ちょっと贅沢にデザートつけて2,700円。 次回からは1、050円のおすすめランチにしようっと。 本当はいろいろお話を聞いたり店内の写真を撮ったりしたかったけど、のんびり来すぎてちょうどランチタイムのど真ん中にあたり、超満員とは言わないまでもひっきりなしにお客さんが出入りして席がほとんど埋まっている状態なのでできませんでした。 たとえばアメリカ風なステーキハウスやカジュアルなイタリアンレストランだと、お店の方にもフレンドリーな雰囲気があって話しかけやすいのだけど、そこはさすがにドイツっぽいです。 それにランチタイムにお邪魔したこちらのミス。 壁にたくさんかけてある風景画(のような額)、エーベルバッハの景色じゃないのかなあと気になりつつも、常に前の席に人がいるので立って見に行くわけにも行かず、残念でした。 ご主人の風貌や雰囲気などは私が見つけた「こちら」の記事を参照にして下さい。 いかにもドイツなしっかりしたお料理を楽しめるレストラン、さて「エーベルバッハ」という名前じゃなくてもリピーターになっちゃうかな?と言うとそこは微妙ですが、とってもおいしかったのでまた来たいと思います。 (綺麗な公園の道筋に「猪マーク」はそれこそインパクト大です。) お店の方も名前目当てで来られても嬉しくないんじゃないかなあと、そんな職人気質の(マイスターな)ご主人でした。 駅からここまでの道も本当に素敵な景色で歩きやすいし。 「年とったらつくばに住んで、毎週このお店通うのもいいかもね。」などと感想言ったら「どこに行っても同じ台詞言ってるね。」と返されましたけど(笑)。 ★茨城県つくば市二の宮2−14−16 セントラル88 2F(月曜日が定休日) 地図は「こちら」。 (2009年2月20日の日記)
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| 12月31日 怒号飛び交う三国同盟 〜「9月の7日間」感想 9 |
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最初に「エロイカNAVI」、全部が全部読みごたえがあっておもしろかったけど、一番楽しかったのが青池先生のインタビューの中で「エロイカ―」のキャラは「サザエさん」と同じで成長が止まってるとこ。 実年齢ならミーシャはもう生きてないとか、すごく納得しちゃいました(笑)。 そして決して本体が出てきちゃいけないのが永遠の老父の少佐パパと永遠の幼女メリンダちゃん、なるほど! さて本題に戻って伯爵と少佐が伯爵主人とその夫、仔熊のミーシャがその執事と奪ルビヤンカ・レポートに向けて動き出した三国同盟。 無事サバーハのホテルに泊まり込んだ伯爵は金庫室を爆破し、サバーハを呼び寄せる。 この辺シャーロック・ホームズの「ボヘミアの醜聞」を髣髴とさせる展開で私はとても好きだ。 アイリーン・アドラー宅に変装して乗り込んだホームズは中で発煙筒を焚き、火事と勘違いしたアドラーが秘密の場所から狙っていた写真を取り出すのを見届ける。 こっちでは金庫室に飛び込んで来たサバーハが金庫からレポートを取り出し、部屋に引き揚げる。 伯爵はわざわざどの金庫か調べる必要がなかったわけで、ミーシャのシナリオもなかなか良い。 もしかしたらミーシャもホームズの愛読者だったりして? 同じくらい少佐に意地悪なシナリオだったのも笑えるけれど。 さて傲慢な伯爵夫人から泥棒エロイカに戻った伯爵は、いよいよレポートと奪い返すための行動を開始する。 と言いたいところだが、少佐とミーシャの「遠隔操作」で2人に怒鳴られまくり、しかも2人は2人で喧嘩しまくり。 部下たちも立ち往生、伯爵も立ち往生。 「部下に協力させながらリーダー同士でケンカしてたんじゃこの作戦は失敗だな!」 伯爵のナイスな突っ込みでやっと静寂が訪れた(笑)。 ホテルの人々を催眠ガスで眠らせてやっとサバーハの部屋に着いた伯爵だが、眠らずに待っていたのはサバーハだった。 それでも場数を踏んでる伯爵の方がサバーハより上。 サバーハを眠らせてレポートを奪い取る。 ここで素直に伯爵がレポートを戻すわけなく、逃げ出すことになるのだが、伯爵の罠にまんまと引っかかったのがミーシャ。 囮を素直に追いかける。 伯爵の性格を知り尽くしているのが少佐。 裏の裏まで読んで確実に伯爵を追う。 そんな少佐を知り尽くしているのが伯爵。 あえて少佐に自分を追いかけさせる。 その目的は 「三千年の歴史が見守る中で少佐を伯爵の前にひざまずかせる」だって・・・。 そんなことのために少佐の任務を邪魔してんだからそら怒るわな、少佐。 っていうかすんなりそんな展開になるわけないと、もうこの時点で思ってしまうし。 ここまで書いて9巻終わってそれでもまだ4日が過ぎただけ。 少佐の長い長い7日間はまだまだ続く。 (2008年12月31日の日記)
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| 11月21日 少佐四すくみの宴 「9月の7日間」感想 8 |
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ルビヤンカ・レポートのコピーを奪ったサバーハの言いなりにホテルに集合した少佐、ミーシャ、そして伯爵。 スペインに続きアレクサンドリアで恐怖の宴が始まる。 前回の感想で「悪乗り伯爵が意味なくかき回した」と書いたけど、実は全ての元凶は部下A君。 全然悪気はないんだけど、「(少佐を)着がえさせるのも4人がかりですよ」の一言に伯爵の妄想大爆発。 少佐を酔わせる→介抱する→着替えさせる(さわりまくる)の三段論法でもう夢気分。 いつも少佐に怒鳴られてばかりのA君だけど、実はこんなところでさりげなく憂さばらししてるのかな?ってにんまりしてしまった。 一方ごくごく普通の感性の持ち主?の少佐やミーシャやサバーハは妄想伯爵に大迷惑で談合もままならない。 少佐の隣りでご機嫌伯爵に、 サバーハ「本当に伯爵は彼(少佐)にあれなのか?」 ミーシャ「あれの仲はわしには理解できん」 素に戻って内緒話のミーシャとサバーハに少佐激高、伯爵くすくす私もくすくす。 伯爵の悪乗りはどんどんエスカレートしていくが、最後には少佐とミーシャに逆に酔わせられてしまう。 しまいには半裸の踊り子(もちろん女性)に見入る少佐に嫉妬して伯爵がステージに上がり、服を脱ぎ始める。 喜んで見てる人多数(笑)だが、遂にミーシャとサバーハリタイア。 1人残されて少佐も逃げるかと思いきや、ここで意外に面倒見の良いところを披露する。 しかもその性格をしっかり見抜いているA君に感動。 嫌々ながらも伯爵の介抱をする少佐。 ある意味念願かなった伯爵だけど、さすがに悪酔いしては喜ぶ余裕もないらしい。 今回のベストカットは9巻の135ページ、ドアを開けて伯爵の無様な姿に「あーあ」の表情。 けれど「優しい」少佐の表情はここまで。 ミーシャと合流し、伯爵を利用してコピーの奪回を企てる。 目を覚ました伯爵にはその後地獄が待っていた、と言いたいところだけどそうはいかないのがさすがエロイカ。 物語はあくまでもシビアなギャグで、シリアスなコメディで進んでいく。 コピー奪回のためにミーシャが立てた計画は、伯爵が女装して少佐と夫婦に! 任務のためならマイホーム夫にもなるしチロリアンダンスも踊るしケーキも焼く少佐。 けどこんな屈辱はこれが最初で最後だろう(笑)ってなぜ笑う?私。 恐妻家の夫となって伯爵に「愛しているんだ!(この野郎!)」とまで言わされてしまう少佐、いと哀れ。 しかも芝居の下手さ加減に伯爵に蹴られてしまう。 反対にミーシャは忠実な執事を自然にこなす。 この辺はミーシャの方が上手かな? ミーシャの見事な(楽しい)計画により無事にホテルに潜入した伯爵。 コピーを取り返すその手段は? そして転んでもただでは起きない伯爵の習性を知り尽くしている少佐が次に取る行動は? ジェイムズ君も絡んでアレクサンドリアの夜は暑苦しくもクールに更けていく。 9巻のカバーに青池先生が「たった七日間の出来事に、なんと連載中は10ヶ月も費やしてしまいました」と書かれているけど、感想もまだまだ長くなりそうな予感大。 (2008年11月21日の日記)
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| 10月8日 少佐アレクサンドリアへ 「9月の7日間」感想 7 |
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ボロボロンテの情報によって急遽エジプトはアレクサンドリアに飛ぶことになった少佐。
アレクサンドリアと言えば、かの有名なアレキサンダー大王の名前をつけられた都市。 当時は日本史よりも世界史が好きで、さらに古代に向かうほど好きだった私、特にアレキサンダー大王に憧れていた。 そのイメージをぶち壊してくれたのが、ご存知「イブの息子たち」、あまりに壊れたアレキサンダー大王に涙したのは私だけではないはず(笑)。 「9月の7日間」でアレクサンドリアに到着した少佐にあの日(イブを初めて読んだ日)の悪夢が蘇ったが、少佐はこちらの感傷もおかまいなしに早速猪突猛進、行動を開始する。 ルビヤンカ・レポートを狙う仔熊のミーシャはもちろん、思わぬ形で少佐と再会、伯爵への仕返しを企むサバーハもアレクサンドリアに飛び、レポートを盾に少佐を翻弄するはずだった伯爵も、今回真の主役、ジェイムズ君に翻弄させられる羽目となる。 とは言え少佐の任務がそううまく運ぶわけもなく?カイロからアレクサンドリアへの旅は苦難の連続。 酷使されるベンツに煮えくり返る少佐にベンツ(タクシー)の運転手が要求するバクシーシ、チップのことかと思っていたらむしろ「喜捨、施し」の意味を持つ言葉らしい。 どうやら宗教に関する言葉のようだが、少佐は結局かわいそうなベンツに乗るに忍びず、今度は鉄道利用で炎天下、人が溢れかえって身動きどころか立っていることもままならない列車の屋根によじ登る。 肝心のレポートより伯爵への仕返しへの執念だけが少佐を動かしているようだ。 寡黙な少佐は限りなく怖い、でもかっこいい。 やっとのことで伯爵の元にたどり着いた少佐、まずは一発拳の返礼。 レポートも取り返そうとするが、すでにジェイムズ君がレポートのコピーを取りに持って出かけた後だった。 遂にアレクサンドリアの街中で始まったジェイムズ君争奪戦。 一瞬これも懐かしい「レイダース 失われた聖櫃」のエジプトの場面が頭に浮かび、あまりにギャップに笑ってしまったことは少佐には内緒。 少佐側のチームプレーの勝利でジェイムズ君ごとレポート奪還に成功。 ここで少佐世紀の名台詞が飛び出す。 「ドケチ虫が雑巾を着てなにがおかしい 当たり前の事で騒ぐな!」 しかも「フン」つき(笑)。 どんなに嫌っていても相手のことは知り尽くす少佐はやっぱり偉かった。 むしろジェイムズ君が新品の下着着てたら驚いたかもしれない。 ところがレポートのコピーを全部焼却して一件落着と思ったのも束の間、コピーが1部足りないことに気づく。 実は逃げ回るジェイムズ君を助けるふりして、サバーハの手の者がコピーを1部すり替えていたのだった。 まだそれを知らない少佐に伯爵、今度は仔熊のミーシャまでが加わって、ジェイムズ君懐柔作戦、ついでに脅してみたりすかしたり、遂にサバーハ介入を知ることになる。 一組ずつがサバーハと交渉するがうまくいかず、結局夜に四つ巴の化かし合いが始まる(狐と狐と薬缶と猪の化かし合いとも言う)。 少佐の醜態、もというらやまし過ぎる一夜の話をA君から聞いた伯爵が調子に乗って狙う作戦とは? さらにサバーハからレポートを取り戻すために少佐やミーシャ、伯爵がサバーハに持ち出す条件とは? 悪乗り伯爵が意味なくかき回したことから事態は思わぬ方向へ向かうことになる。 (2008年10月8日の日記)
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| 9月2日 少佐二日酔いの朝 「9月の7日間」感想 6 |
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少佐のあまりにハードでストイックな人生は、怠惰で欲望過多な私にはとても想像できるものではないが、ただひとつ、これだけは全身全霊を込めて共感できる「二日酔い」。 実はあるのだ私にも。 若気の至り?でウイスキーのボトル1本開けたとこまでは同じだが、少佐との違いは当夜の記憶がないこと、翌日頭痛はなかったが洗面器抱えてベッドから動けなかったこと。 それ以来酒豪で鳴らした私もウイスキーが飲めなくなった悪夢の一夜。 夜遊びもほとんどせず、家事が終わればパソコンかテレビの前からほとんど動かず、いそいそとゲームやサイト更新に励む今の自分が信じられない(笑)。 さて少佐、大迫力の喧嘩もえぐい罵り合いも凄かったが、最大の衝撃はバーテンの正体が伯爵だったこと。 まんまと騙された少佐は大切なルビヤンカ・レポートを自分から渡してしまうことになる。 ショックを受ける正気はあっても体の方が言うことを聞かず、あえなく少佐はダウン、ついでにミーシャもダウン。 それぞれ駆けつけた部下によって助け出される。 少佐は知らないが、少佐を着替えさせたのは部下ABCとDEを飛ばして何故かG。 押しの強さで割り込んだのか、ここで喜ぶGの反応が描かれないのも青池先生の優しさか? 少佐が知ったらNATOに辞表を出してアラスカの果てに隠遁しそうだ。 でも「世話のやける上官で―」の台詞の上の落ち込んだ表情が可愛いと思ったことは内緒。 さりげないシャワーシーンが嬉しかったことも内緒。 頭痛を抱えて反撃開始の少佐は伯爵を追ってローマのジャン・マリア・ボロボロンテの元へ。 少佐より年上のミーシャは未だ行動不能でベッドの中。 少佐の若さにポカリで乾杯。 ローマに始まる少佐の部分はカラーページで始まったのかな? 伯爵そっくりの金髪巻き毛の美女に翻弄されるわボロボロンテの伯爵へのディープな愛にめまいはするわで少佐は最早発狂寸前。 ここでも「―こんな時におれを怒らせると―」の台詞のカットで心がときめいたことは内緒。 少佐の怖さに負けないブロンド美女には脱帽だった。 最後の最後にこの美女も陥落させるところはさすが少佐。 伯爵の指示通りにボロボロンテも伯爵の行き先を少佐にバラし、少佐は再びローマ空港へ。 カイロ行きの便がなく、イラつく少佐だが、意外なところに救いの神が。 早速会いに行く少佐だが、その救いの神がまたまた少佐を怒号の嵐に巻き込むことになる。 (2008年9月2日の日記)
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| 7月22日 少佐の情熱的な?スパニッシュ・ナイト 「9月の7日間」感想 5 |
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「少佐の情熱的なスパニッシュ・ナイト」と書いて「少佐の一世一代の不覚の夜」と読む。 仔熊のミーシャと1対1で飲み合って、相手を先に酔い潰そうとするものの、互いに泥酔、大喧嘩の果てにウェイターに大事な「ルビヤンカ・レポート」を渡してしまう。 誰も少佐に「アラスカに行け!」と怒鳴らないのが不思議なほどの大失敗。 そういえば少佐ってKGBに誘拐されて潜水艦に乗せられたり、今回の「ルビヤンカ・レポート」に関しても、伯爵や仔熊のミーシャのせいとはいえ、結構ミスが多い。 でも誰も少佐に対してどうこう言わないのは、少佐が自分の失敗は自分できっちり取り返す根性と能力の持ち主だからだろう。 (怖くて誰も言えないのかもしれないけど・・・。) 書かれてはいないけど、少佐はアラスカどころか、もっと厳しく自分を律しているはず。 そんな今回の少佐だけど、読者としては滅多に見られぬ乱れた?少佐に「可愛い♪」とここでも目がハート。 はっきり言って仔熊のミーシャの酔いどれぶりはどーでもいい、みたいな(笑)。 可哀そうなのがスエラ「アルカラ」のマスター。 強面(こわもて)2人に居座られて、お客さんは居つかないわ、飲んだくれて喧嘩して、店の中を荒らし放題にされるわ。 ここで伯爵がウェイターに変装して居座ったのが、実は救いとなったかも。 最初は白々しくも、相手をほめておだてて酒飲ませ作戦。 「ここだけの話 実はおれはあんたを尊敬しているんだぜ」by少佐。 「いや君も若いのによくやるとつねづね感心しているのだよ」byミーシャ。 不毛の会話とされているけれど、意外と本音の部分では真実なのかも。 いつも互いを倒す、あるいは出し抜くために全力を出し切る少佐とミーシャだし。 続いてはおつまみにかこつけた「ブタ(猪もどき)の串焼き」vs「ゆでダコ」けなし作戦。 ここでミーシャが少佐の過去を暴露、少佐が学生時代「イモ・クラウス」と呼ばれていたことまで言ってしまうが、さすがにシスター・テレサの名前は出ず。 少佐のあまりに大切な思い出だけに、ここでシスター・テレサの名前まで出してしまえば洒落にならないとミーシャが自制したか。 というより青池先生の判断でさすがのミーシャも知らないことにされたのだろう。 対する少佐はミーシャの奥さんの一週間の○○遍歴披露。 ここはNATOって凄いって感心するより、なんでそんなこと知る必要が?と目が点になってしまった。 その頃少佐とミーシャの部下たちは、ボーナム君も交えてシリアスに、かつのどかにカーチェイス。 番外編「Z」を髣髴とさせるZの逃げっぷりにボーナム君も感心しきり。 そんな部下の苦労も知らないで、先に実力行使に出たのはミーシャ。 ミーシャにお酒をかけられた少佐も反撃する。 私も経験あるけれど、飲んだ後で騒げば騒ぐほど、酔いの回りは速いし記憶は飛んでくし、二日酔いはひどくなる。 しかもウオッカとジンをボトル1本半あけての大喧嘩となれば、翌日の地獄は読む前から目に見える。 とはいえ、初読当時はまだお酒を飲んではいけないお年頃だったから、少佐がミーシャをノックアウトして溜飲を下げるものだとばかり思っていた私(笑)。 大迫力の殴り合いから、えぐいおじさんの罵り合いにまで発展?した少佐とミーシャがこの後どうなるかは次回のお楽しみ。 (2008年7月22日の日記)
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| 6月23日 少佐の聖域 尼僧院 「9月の7日間」感想 4 |
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少佐が操縦する飛行機はスペインアラゴン地方の尼僧院に不時着する。 「スペイン政府観光局オフィシャルサイト」 によると、実際に「サン・ファン・デ・ラ・ペーニャの修道院」が存在するが、作品に登場する尼僧院とは全然違う建物。 伯爵が喜ぶ?修道院ではなく、少佐の聖域尼僧院としたところが青池先生の遊び心か。 ちなみに少佐が目指していたサラゴサはアラゴン州の州都。 この辺は当然スペイン語を話していたはずで、少佐も伯爵もローカルな尼さんや村人たちとの会話に何の支障もないところが凄い。 尼僧院の院長の相手は少佐に任せて「紫を着る男」を必死で探す伯爵だが、当然そこにあるはずもなし。 一方少佐も、一番近い町まで80キロの現実にどよ〜んと落ち込み。 電話や車はもちろん、ラジオさえないその状況だが、実際はどうなのだろう。 居心地の悪い伯爵とは裏腹に、作り笑顔が怖い少佐は早くもこの状況に馴染み始める。 ジェイムズ君で粗食には慣れてるはずの伯爵も絶句の清貧さだが、ここでも少佐はサバイバル慣れ。 仲良く?ワインを分け合うと思いきや、少佐の痛烈な仕返しが待っていた。 さすがにアラスカで狼に囲まれながら1本のスコッチを分け合った時とは違って余裕がある少佐。 どうでもいいことだが、少佐が着ているシャツの皺に魅せられてたな、あの頃(笑)。 でもって友達のSさんは少佐の手に夢中だったっけ。 彼女は今頃どうしているだろう・・・。 やることなすことが裏目に出て、慈愛溢れる院長にはマザコン扱い、意外にミーハーな尼僧たちにモテモテの少佐におもしろくない伯爵。 少佐も力自慢を利用されてタンスの移動とほとんど動物園の猪扱いな視線にさらされる。 でもタンスを抱えて冷や汗かいてる少佐が素敵。 任務を抱えた少佐は伯爵を置いてけぼりに、麦藁帽子に弁当抱えてさっさと出発。 慌てて後を追う伯爵もだが、辺鄙な場所の割には通行人が多い。 (親切なお百姓さんとかコーラの運び屋さんとか)。 馬を見れば一目でどこの馬かわかるという仲の良さ? おまわりさんまで現れて(80キロ自転車で走って来たのか?)、忘れ去られていたハイジャック→不時着騒ぎが再開するが、もはや少佐にも伯爵にも関係のないこと。 少佐はすでにスエラという町で部下が迎えに来るのを待っていた。 ところが部下より先に現れたのが仔熊のミーシャ、そして酒場の「ウエーター」に変装した伯爵。 3すくみで「情熱的なスパニッシュ・ナイト」がいよいよ始まる。 今回のときめきシーンは馬がなついてる少佐とか、ジェイムズ君の名前で伯爵に馬の使用料を払わせる少佐とか、バスの中で可愛く眠り込んでる少佐とか(笑)。 これまでは様々なアクシデントに巻き込まれながら、それなりに自分のペースを保ってきた少佐が、次回は初の大失態をやらかしてしまう。 それは誰のせい?もちろんミーシャと伯爵のせい。 がんばれ、少佐!がんばれ、A君! (2008年6月23日の日記)
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| 5月23日 少佐の誕生日 「9月の7日間」感想 3 |
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5月15日は少佐の誕生日。 独身時代は友達や妹達と、優雅にケテルでお食事したり、アルテリーベに飲みに行ったりしてお祝いしたものだけど、ここ数年は花、ドイツビール、ドイツワイン、ソーセージ、ケーキ、プリッツェルなどの中からいくつか買って、家でひっそりお祝いしてた。 主役(少佐)不在の誕生日。 ところが! 今年はすっかり忘れてました(T_T)。 怒髪天を突く少佐の顔が見えるようです。 お詫びにアラスカへ行って来ます! 涼しくなったら帰って来ます、まん丸になって。 それにしても少佐は若い。 初めて見た時から永遠に年を取らないNATOのサザエさん。 さて、変装した伯爵の協力で行動開始した少佐。 眠り込んだ機長に代わって操縦桿を握る。 「ドイツ機はドイツの空を飛びたいんだ!」 さすが少佐の名台詞。 伯爵は少佐が操縦できることを知ってたのか。 A君あたりから情報を仕入れてたのだろうか。 伯爵を人質に取られては少佐も犯人たちに従うしかないが、犯人たちの無知をいいことに、目的地をエストニア共和国のタリンからアムステルダムに変更する。 ルビヤンカ・レポートを所持している少佐を人質にし、「鉄のクラウス」を知っていて、ソ連の空軍基地へ向かおうとする、その時点でKGBであることを隠す気なんて全然ないんだな、と思っていたら、一応ごまかしてるつもりだったらしい。 銀のオーロラ、緑のたぬきほどじゃないけどちょっと間が抜けてる。 機長に代わって無線で応答する少佐も見所のひとつ。 ですます調で話す少佐なんて滅多に見られるもんじゃない。 相変わらずハチャメチャしながらも抜け目なく状況を読む外交官の正体に気づかない少佐もちょっと不思議。 意外と素直な性格なのかも(笑)。 シャルル・ドゴール空港で燃料補給の予定だったが、律儀に伯爵のみにベルト着用の合図して(そんなところが好きだ)、魅せてくれたのが見事なタッチ・アンド・ゴー。 芸術以外で少佐にできないことはない。 形勢逆転でKGBも全員捕縛。 燃料が足りない少佐は「少佐の聖域」修道院の前に不時着することになる。 その前に伯爵の正体もばれて危うし伯爵。 この時期も伯爵はどこか目が素通りしていて、少佐ばかりを目をハートにして読んでいた記憶がある(笑)。 当時の私にとって少佐は素敵なお兄さんだったから、することなすことみなかっこ良く見えて。 少佐の世界にいる限り、私も永遠の20歳でいれるかな? (2008年5月23日の日記)
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